葉酸は妊娠初期や妊娠中の女性にとって、赤ちゃんの発育のために大切な栄養素です。
葉酸が多く含まれる食べ物やサプリメントから必要な量を摂取しましょう。
葉酸というとあまり聞いたことがない人も多いかもしれません。葉酸は、野菜に多く含まれる栄養素で、ビタミンM、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれるビタミンB群の仲間です。昔の日本人は野菜を多く食べていましたので、葉酸が不足することも少なかったのですが、現代では日本人の食べ物も欧米型の食生活に変わったことで、野菜の摂取量が減り、葉酸の摂取量もそれに伴って不足がちになっているようです。胎児が成長する際に必要となる葉酸ですが、この栄養素が不足すると二分脊椎などの神経間閉鎖障害が発症しやすくなると言われています。妊娠中の女性は、そうしたリスクを減らすためにも葉酸を摂取することを推奨されています。また、葉酸の不足と大腸がんや乳がん、すい臓がんなどの関連も指摘され、サプリメントによって葉酸を摂取していた人は、大腸がんの発生率が少なかったという報告もあるようです。胎児の神経系の障害や神経芽細胞腫の発症、がんの発生などを抑える効果が期待される葉酸を、不足しないように摂取しましょう。さらに、海外の研究では葉酸の脳卒中や認知症の予防効果なども明らかになってきているようですが、取りすぎには注意してください。
葉酸は水溶性のビタミンで、ほうれん草など野菜類に多く含まれていますが、レバー・うに・イクラなどの動物性食品にも含まれています。妊娠中の女性にとって葉酸は非常に重要な働きをしています。葉酸は妊娠初期に赤ちゃんが正常に細胞分裂していくためになくてはならないものです。葉酸が欠乏すると細胞分裂が上手くいかなくなり、DNAが作られる段階でミスが起こりやすくなってしまいます。細胞分裂がもっとも活発に行なわれるのは妊娠初期の2週間〜4週間ですが、この時期に葉酸が不足してしまうと、無脳症や神経管閉鎖障害という病気が発生する危険性が高くなってしまうそうです。しかし、妊娠初期はお母さんも妊娠にまだ気づいていないことも多く、妊娠に気がついてサプリメントを摂取しはじめても、葉酸が一番必要な時期はもう過ぎていたということも少なくありません。このため、赤ちゃんの神経系障害の発生リスクを減らすために、妊娠の予定や可能性がある女性は、ふだんから葉酸を摂取することを推奨されています。ママさんにとっても、赤血球を合成する働きもある葉酸は貧血予防のために必要となりますので、野菜などの食品やサプリメントから摂取するように心掛けましょう。
葉酸は、正常な胎児の発育のために妊娠初期の女性に必要な栄養素ですが、そのほかの効能として癌や心臓発作の予防、認知症の予防などにも効果があると言われています。そういった口コミから、いつまでも健康でいるために積極的に葉酸を摂取する人も増えているようです。しかし葉酸は水に溶けやすく、調理段階で壊れやすいので、葉酸を食材から効率よく摂取するために、どんな食べ物に葉酸が多く含まれているのかを知っておきましょう。葉酸はまず緑黄色野菜に多く含まれます。モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリー、パセリ、春菊、アスパラガスなどですね。それから豆類にも葉酸が多く、枝豆やそら豆、大豆、あずきなどから摂取することができます。焼きのりや、味付けのりなどの藻類にも葉酸が多く含まれていて、焼きのりには100g中1900μgの葉酸が含まれています。野菜類以外の食べ物ではレバーが葉酸をたくさん含んでいます。鶏のレバーには100gに1300μg、牛レバーには100gに1000μg、豚は810μgの葉酸が含まれています。レバーは取りすぎるとビタミンA過剰症となるので摂取量には気をつけましょう。食事でたくさん葉酸を摂るのが難しい場合は、サプリメントで不足を補いましょう。ネイチャーメイドやピジョンなどのサプリメントを通販で購入することができます。